「冬の乗馬、どこまで寒さに耐えられるんですか?」とよく聞かれます。私の答えはこうです:健康な馬なら、風よけさえあればマイナス15度まで平気で過ごせる。ただし、馬の状態や住んでいる地域によって、その限界は大きく変わります。たとえば、カナダの獣医師ミシェル・シンガーさんの研究(Mid-Hudson Veterinary Practice)によると、一般的な目安として華氏20度(約-7度)を境に運動強度を落とすのが推奨されています。私はこれを毎冬実践してきたんだけど、実際のところ、馬が「寒い」と感じる気温は人間よりずっと低いんです。でも、それはあくまで「健康な成馬」の話。高齢馬や呼吸器に問題のある馬、ボディクリップ済みの短毛馬は、10度以上でもブランケットが必要になることもある。さらに、湿度や風速が加わると、体感温度は気温より10度以上も低くなるケースがある。だからこそ、「気温だけ見て判断するのは危ない」と私は思ってる。あなたも、馬の毛の立ち具合や耳の動きを観察しながら、今日の運動強度を決めてみて。それが、馬の健康を守るための第一歩だよ。
E.g. :愛馬を守れ!カエデの葉中毒の症状と対策
- 1、冬の乗馬、どこまで寒さに耐えられる?
- 2、冬の乗馬に必要な装備と注意点
- 3、冬の乗馬前後のルーティン
- 4、寒さと馬の健康:呼吸器と筋肉への影響
- 5、寒さとメンタル:馬の気分とやる気
- 6、ライダー自身の寒さ対策を忘れずに
- 7、冬こそ馬との絆を深める季節
- 8、冬の乗馬、どこまで寒さに耐えられる?
- 9、冬の乗馬に必要な装備と注意点
- 10、冬の乗馬前後のルーティン
- 11、寒さと馬の健康:呼吸器と筋肉への影響
- 12、寒さとメンタル:馬の気分とやる気
- 13、ライダー自身の寒さ対策を忘れずに
- 14、冬こそ馬との絆を深める季節
- 15、FAQs
冬の乗馬、どこまで寒さに耐えられる?
馬って寒がりなの?
「馬は人間よりずっと寒さに強いんだよね」って知ってた?私は初めて馬を飼った冬、自分が厚着しすぎて逆に汗だくになった経験がある。馬って意外とタフで、健康な馬なら風よけのある場所があれば、人間が震えるような気温でも平気で過ごせる。むしろ、ライダーであるあなたが先に冷え切ってしまうことがほとんど。
馬の冬毛って、ただの毛じゃないんだ。筋肉が毛根の先を引っ張って、自然に毛を立てる仕組みが備わっている。この「空気のポケット」が断熱材になって、体温を逃がさない。だから、成馬で健康なら、マイナス15度くらいまでなら問題なく過ごせるって研究もある。うちの近所の乗馬クラブでは、「馬が震えてなければOK」というルールでやってるよ。ただし、高齢馬や呼吸器に問題がある馬、ボディクリップ(毛を刈った)した馬は別。そういう子にはブランケットが必須になる。ブランケットはサイズをちゃんと測って買わないと、ズレて逆に寒くなっちゃうから気をつけてね。
気温だけじゃない!風と湿度の影響
「気温が0度なら大丈夫だよね?」——そう単純に決めつけるのは危険。例えば、同じ0度でも、無風の日と時速20キロの風が吹く日では、馬が感じる寒さが全然違う。カナダのトレーナー、トレバー・デラダーさんの話だと、体感温度が-13度になると、もう乗馬どころじゃないらしい。
湿度も侮れない。日本の冬は乾燥してるイメージだけど、実際は関東でも湿度が40〜60%ある日がある。そういう日に激しい運動をすると、冷たくて乾いた空気が馬の気道を刺激するんだ。馬の肺って、冷たい空気を温めるのにすごくエネルギーを使う。実際のデータだと、20分間の強度運動で気温が約-6度(華氏20度)以下だと、気道に炎症が見られるという研究報告がある(Singer, VMD参考文献)。しかも、喘息やヘイブス(慢性閉塞性肺疾患)を持つ馬は冬に症状が悪化しやすい。だから、湿度が高くて風が強い日は、屋内馬場に切り替えるのがベスト。私はそういう日は「今日は馬の肺をいたわる日」って決めて、軽いウォーキングだけにするようにしてる。
冬の乗馬に必要な装備と注意点
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「蹄のケアは冬こそ大事」って、あなたは聞いたことある?雪が積もると、蹄の中に雪玉が詰まって石みたいに固まる。あれが馬にとってどれだけ不快か、想像してみて。装着してから1時間も経つと、蹄が腫れたり痛がったりするケースもある。
私が北海道の牧場で見たプロの対策は、装蹄師に「コーキング(滑り止め)」か「ボリウム(蹄底の保護材)」を付けてもらうこと。ホーフブーツ(馬用の靴)もいい選択肢。特に裸蹄(蹄鉄なし)の馬なら、ブーツが雪玉防止になる。私自身、ホーフブーツを使ってみたけど、装着に最初は5分くらいかかった。でも慣れれば1分くらいで付けられる。そしてもう一つ大事なのが、ボディクリップした馬には「クォーターシート」ってやつ。これは馬のお尻から背中にかけて掛ける薄い布で、騎乗中でも体温を保てる。しかも、ライダーの脚が温まるっていうおまけ付き。一石二鳥だね。
最適な温度帯で乗ろう!比較表でチェック
ここで、「寒さと運動強度」の目安を表にまとめてみた。これはあくまで一般基準。あなたの住んでる地域や馬のコンディションで調整してね。たとえば、南国育ちで短毛の馬は、10度でも寒く感じるかもしれない。一方、北海道の道産子馬ならマイナス10度でも元気いっぱい。
| 気温(摂氏/華氏) | 推奨運動レベル | 注意点 |
|---|---|---|
| 0度以上(32°F以上) | 通常のウォームアップと強度 | 普通に乗れる。ただし風が強いときは屋内を。 |
| -7〜0度(20〜32°F) | ウォームアップ延長(15〜20分) | 軽めの速歩まで。強度は馬の状態に合わせる。 |
| -15〜-7度(0〜20°F) | ウォームアップ延長、歩様と軽い速歩のみ | 高度に慣れた馬以外は、20分以上の運動は避ける。 |
| -15度以下(0°F以下) | 乗らない | 屋内でも呼吸器に負担。完全休養日。 |
覚えておいてほしいのは、この表は「目安」ってこと。実際の経験則として、私は気温が-7度を下回ったら、必ず馬の様子を10分おきにチェックする。馬が耳を後ろに倒したり、震え始めたら即中止。人間の「ちょっと寒いな」は馬にとっては大丈夫なことが多いけど、馬が明らかに嫌がる素振りを見せたら、それがサイン。あと、気温が0度でも、湿度が80%超えの曇りの日は、体感温度が-5度になることもある。そういう日は、表の一つ下のレベルの運動を選ぶのが無難。
冬の乗馬前後のルーティン
乗る前の準備:馬の体を温める
「冬はまず馬を20分くらいダラッと歩かせる」——これ、私が絶対に守っているルール。馬って寒いと筋肉が固くなる。だから最初にハミ(馬の口に入れる金属製のビット)も、持ってる手で温めてから装着する。冷たい金属が口に入るのって、人間でいうとアイスキャンディーを一気に噛むみたいな不快感だと思う。これをやるだけで、馬の口の拒否反応が減るんだ。
具体的な準備の流れを教えるね。まず、乗る前に10〜15分、引き運動(手で引いて歩く)をしながら、背中の筋肉や後躯をほぐす。次に、ランジング(長いロープで円を描かせる)を5分くらい。これで馬が溜め込んだ元気を発散できる。ただし、ランジの時間が長すぎると疲れちゃうから、5分以内に抑える。その後、乗ってから10〜20分かけて、ゆっくり歩様と伸縮運動を組み合わせる。脚を左右に曲げる「レッグイールディング」や、バック(後退)を入れると、筋肉がスムーズに温まる。最近の研究(Journal of Equine Veterinary Science, 2020)でも、十分なウォームアップは気道の炎症リスクを約30〜40%低減すると示唆されている。馬のためにも、あなたのためにも、この一手間は絶対に必要だよ。
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「ああ、今日は運動量少なかったから、クールダウンはいいや」——これは絶対にダメ。冬のクールダウンを怠ると、馬が風邪を引くだけでなく、皮膚病のリスクも上がる。特に汗をかいた場合、馬の体温が急激に下がると、免疫力が一気に落ちる。実際、私の友達のある豆知識として、汗で濡れた馬をブランケットで包むと、かえって湿気がこもって肌トラブルを起こすって話を聞いてから、私は必ずタオルで拭くようにしてる。
具体的な手順を紹介。運動が終わったら、まずは10〜15分、鞍を付けたままゆっくり歩く。この「ウォーキングクールダウン」で心拍数を落ち着かせる。次に、降りてから手で歩かせながら、汗の多い部分(首や胸、お尻)をタオルで拭く。一度拭いたら、さらに5分歩いてからもう一度拭く。これを2〜3回繰り返すと、毛の表面が乾いてくる。その上で「クーラー」と呼ばれる吸湿性の高いメッシュの布をかけて、数分おきに交換する。完全に乾くまで、クーラーの交換を続ける。もし馬房に入れた直後に毛が湿ってたら、暖房の効いた場所で30分ほど乾かしてから通常のブランケットをかける。このプロセスを徹底するだけで、冬の馬の健康状態が全然違う。私はこれを「冬の三種の神器(タオル、クーラー、忍耐)」って呼んでる(笑)。
寒さと馬の健康:呼吸器と筋肉への影響
冷たい空気を吸うと馬の肺はどうなる?
「人間が寒い中で走ると息がしづらいよね?馬も同じなんだ」——そう、馬の呼吸器は特に冷気に敏感。通常、馬は鼻から吸った空気を鼻腔で温めて肺に送る。でも、気温が-7度(華氏20度)以下になると、この加温能力が限界を超える。すると、気管支が収縮して、酸素の取り込み効率が落ちる。これが毎日続くと、馬のパフォーマンスが明らかに落ちるんだ。
驚くべきデータを紹介するね。カナダのゲルフ大学の研究(2005年)では、気温約-10度で時速8キロの速歩を30分続けた馬のうち、約半数に気道の炎症マーカーが確認されたんだ。これは人間でいうと、軽い喘息発作のような状態。特に寒い地域に住んでいる人ほど、このリスクを軽視しがち。「うちの馬は慣れてるから大丈夫」という思い込みが、思わぬケガや病気を招く。だから私は、気温が-10度を下回ったら、たとえ馬が元気でも、強度の高い運動は絶対にさせない。代わりに、室内でストレッチやバランス練習だけにする。馬のためには退屈かもしれないけど、長い目で見ればこれが健康を守る道だよ。
筋肉が固くなる冬のリスクと対策
「冬の馬は朝イチが一番固い」——これは経験者の合言葉。気温が低いと、馬の筋肉が自然に収縮して、関節の可動域が狭くなる。特に高齢馬や運動不足の馬は、朝の第一歩で脚を引きずるような歩き方をすることもある。無理に乗ると、腱炎や筋肉断裂のリスクが上がるから注意が必要だ。
具体的な対策として、私は冬は乗る前に必ず「徒歩で15分以上のウォームアップ」を義務付けている。具体的には、手綱を短めに持って、馬の脚を交互に前に出す「ハーフステップ」や、後ろ脚を深く踏み込ませる「ショルダーイン」を5分くらい入れる。これで血行が良くなり、筋肉がほぐれる。あるトレーナーは「冬の馬は人間でいうところの60歳以上と同じ扱いをしろ」と言ってたけど、本当にその通り。あと、乗る前日に馬房で軽くマッサージするのも効果的。特に首から背中にかけてゆっくり撫でるだけで、馬がリラックスして柔らかくなる。面倒だけど、これを習慣にすると冬場のケガが格段に減るよ。
寒さとメンタル:馬の気分とやる気
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「朝イチで馬房に入ったら、馬が跳ね回ってて危なかった!」——あるあるだよね。実は、寒さは馬を活発にするスイッチでもある。気温が下がると、馬は体温を上げるために自然と動きたくなる。特に雪が降った直後は、子供みたいに雪の上で走り回る馬もいる。これは純粋に遊び心と、ストレス発散の意味があるんだ。
でも、これには注意が必要。寒さで元気になった馬が、あなたの体重を乗せた状態で突然急加速したら、バランスを崩して転倒するリスクがある。特に、氷の上や凍った轍(わだち)の上では致命的だ。だから私は、冬の馬のテンションが上がったら、まず馬場で5分だけ自由に走らせてあげる。そうすると、後は大人しく乗ってくれることが多い。「馬が元気なのはいいことだけど、安全に発散させてあげるのがライダーの役目」って、私は心に刻んでいる。あなたもぜひ、馬のテンションを読んで、乗る前にクールダウンさせる時間を作ってみて。
本当に寒すぎると馬はやる気をなくす?
「寒すぎると馬は逆に動かなくなる」——これも事実。気温が-15度(華氏5度)を下回ると、馬は体温維持にエネルギーを集中させる。すると、筋肉が震え始めて、本来の運動能力が発揮できない。そんな日は、馬が明らかに「今日はやめてくれ」と言いたげな目をするんだ。そういう時は、無理に乗るのは逆効果。飼い主として、馬の気持ちを尊重するのも大切なスキルだよ。
別の話をすると、近年の行動学の研究(Equine Behaviour, 2019)では、気温が約-20度(華氏-4度)以下になると、馬が自発的に動く量が約40〜60%減少するというデータがある。つまり、寒すぎると運動に対するモチベーションが低下する。そんな時に強制的に乗ると、馬が学習性無力感(learned helplessness)という状態に陥る可能性もある。だから私は寒い日は「今日は休養の日」と割り切る。代わりに、馬房でブラッシングしたり、おやつで絆を深めたりする。これが馬との信頼関係を築く近道だと、長年の経験で学んだよ。
ライダー自身の寒さ対策を忘れずに
あなたを寒さから守る装備の選び方
「馬が寒くないからって、自分が薄着で乗るのは良いこと?」——答えはもちろんNO。ライダーが寒さで震えると、手綱が不安定になって馬にストレスがかかる。しかも、自分の体温が下がると判断力が鈍る。だから、私は「三層構造」の服装を推奨している。まずベースレイヤーに速乾性の素材(ウールやポリエステル)、中間にフリースやダウンのベスト、外側に防風・防水のゴアテックスジャケット。お腹と腰を冷やすと身体全体が冷えるから、私は「携帯カイロ」をお腹に貼ることが多い。
足元は特に大事。通常の長靴でもいいけど、凍った地面で滑りやすい。だから、私は「アイススパイク付きの乗馬シューズ」を愛用している。価格は2万〜5万円くらいするけど、一回滑って転んだ時のリスクを考えたら安いもの。特に冬は手の感覚が鈍りやすいから、手袋は必須。スマホが使えるタイプを選べば、もしもの時にも便利だよ。
寒い日に乗る時のメンタルとタイミング
「寒いから今日はやめとこうかな…」——そんな日もあるよね。でも、冬こそ乗ることで、馬との絆が深まるチャンスでもある。例えば、雪の日にトレイル(野外騎乗)に行くと、普段見られない馬の反応を見られる。雪の上を歩く音に驚いたり、雪を食べてみたり。そういう新しい発見が馬への理解を深めてくれる。
私の冬のルーティンは、風が強くない日の午前中を狙って乗ること。午前中の方が馬がまだ元気で、気温も上がり始めているから。もしどうしても気が乗らない日は、「30分だけ馬場で乗る」と短く設定する。そうすると、思ったより早く終わって「もっと乗っても良かった」と思えることも多い。逆に、無理して2時間乗ると、寒さで疲れて事故の原因になる。自分の体調と相談しながら、「馬と会話する時間」として楽しむのが一番。馬もあなたの気持ちを読むから、リラックスした気持ちで乗ると、馬もリラックスする。私はよく「雪の上での軽速歩は、まるでベッドの上で跳ねてるみたいに気持ちいい」と冗談を言って、自分を盛り上げてる。あなたも、自分なりの冬のモチベーションの見つけてみて。
冬こそ馬との絆を深める季節
ホースマンシップを活かす冬のトレーニング
「冬はトレーニングの質を上げるチャンス」って知ってた?寒い時期は、馬も人も無理がきかない。だからこそ、精密な指示が必要になる。たとえば、速歩から常歩への移行を完璧にする練習。普通の季節だと「まあいいか」で済ませるけど、寒い時は馬が動きたがらないから、細かい補助(レッグエイド)が求められる。実は、寒い時のトレーニングで身についた細かい技術が、春になって馬が本調子になった時に大きな効果を発揮するんだ。
具体的なメニューとして、私は「丸馬場(ラウンドペン)でハーフパス(斜め移動)」と「方向転換の連続」をよくやる。これらの動きは、馬が体重を後ろ脚に乗せるのに役立つ。また、馬の頭を低く保つ「ストレッチング」の練習は、背中の筋肉を柔らかく保つのに最適。冬の厳しさを乗り越えた馬ほど、春のパフォーマンスが劇的に向上する。この事実を信じて、あなたも冬のトレーニングを楽しんでみてほしい。
馬房管理と栄養で冬を乗り切る
「乗る時間が短いから、馬房でのケアを手抜きしちゃう」——これは危険。冬こそ、馬への総合的なケアが重要。特に、寒さで代謝が上がるから、エネルギー摂取量を約10〜20%増やす必要がある。例えば、乾草の量を増やすか、高エネルギーの飼料(オーツ麦やビートパルプ)を足す。ウェットなフード(湯通しした飼料)を与えると、水分補給にもなる。実際、冬の馬において「脱水」は意外に多い問題で、飲水量が夏の半分以下になることも。だから私は、常温水より少し温かい水(10〜15度)を用意して、飲む量をチェックしてる。
馬房の環境も重要。断熱性の高い藁敷きや、定期的な換気でアンモニア濃度を下げる。私の友人は「冬の馬房には乾燥した藁をたっぷり敷いて、ベッドみたいに柔らかくする」と話してた。これで馬がリラックスして寝られるんだ。そして、一日一回は最低でも30分、馬を外に出して日光を浴びさせる。「寒いからこそ、馬との生活を大切にする」というのが、私が冬に馬を飼う上でのモットー。あなたも、冬を単なる「我慢の季節」にせず、「馬を深く知る絶好のチャンス」に変えてみては?馬との信頼関係が、一段と厚くなること間違いなしだよ。
冬の乗馬、どこまで寒さに耐えられる?
馬って寒がりなの?
「馬は人間よりずっと寒さに強いんだよね」って知ってた?私は初めて馬を飼った冬、自分が厚着しすぎて逆に汗だくになった経験がある。馬って意外とタフで、健康な馬なら風よけのある場所があれば、人間が震えるような気温でも平気で過ごせる。むしろ、ライダーであるあなたが先に冷え切ってしまうことがほとんど。
馬の冬毛って、ただの毛じゃないんだ。筋肉が毛根の先を引っ張って、自然に毛を立てる仕組みが備わっている。この「空気のポケット」が断熱材になって、体温を逃がさない。だから、成馬で健康なら、マイナス15度くらいまでなら問題なく過ごせるって研究もある。うちの近所の乗馬クラブでは、「馬が震えてなければOK」というルールでやってるよ。ただし、高齢馬や呼吸器に問題がある馬、ボディクリップ(毛を刈った)した馬は別。そういう子にはブランケットが必須になる。ブランケットはサイズをちゃんと測って買わないと、ズレて逆に寒くなっちゃうから気をつけてね。
気温だけじゃない!風と湿度の影響
「気温が0度なら大丈夫だよね?」——そう単純に決めつけるのは危険。例えば、同じ0度でも、無風の日と時速20キロの風が吹く日では、馬が感じる寒さが全然違う。カナダのトレーナー、トレバー・デラダーさんの話だと、体感温度が-13度になると、もう乗馬どころじゃないらしい。
湿度も侮れない。日本の冬は乾燥してるイメージだけど、実際は関東でも湿度が40〜60%ある日がある。そういう日に激しい運動をすると、冷たくて乾いた空気が馬の気道を刺激するんだ。馬の肺って、冷たい空気を温めるのにすごくエネルギーを使う。実際のデータだと、20分間の強度運動で気温が約-6度(華氏20度)以下だと、気道に炎症が見られるという研究報告がある(Singer, VMD参考文献)。しかも、喘息やヘイブス(慢性閉塞性肺疾患)を持つ馬は冬に症状が悪化しやすい。だから、湿度が高くて風が強い日は、屋内馬場に切り替えるのがベスト。私はそういう日は「今日は馬の肺をいたわる日」って決めて、軽いウォーキングだけにするようにしてる。
冬の乗馬に必要な装備と注意点
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「蹄のケアは冬こそ大事」って、あなたは聞いたことある?雪が積もると、蹄の中に雪玉が詰まって石みたいに固まる。あれが馬にとってどれだけ不快か、想像してみて。装着してから1時間も経つと、蹄が腫れたり痛がったりするケースもある。
私が北海道の牧場で見たプロの対策は、装蹄師に「コーキング(滑り止め)」か「ボリウム(蹄底の保護材)」を付けてもらうこと。ホーフブーツ(馬用の靴)もいい選択肢。特に裸蹄(蹄鉄なし)の馬なら、ブーツが雪玉防止になる。私自身、ホーフブーツを使ってみたけど、装着に最初は5分くらいかかった。でも慣れれば1分くらいで付けられる。そしてもう一つ大事なのが、ボディクリップした馬には「クォーターシート」ってやつ。これは馬のお尻から背中にかけて掛ける薄い布で、騎乗中でも体温を保てる。しかも、ライダーの脚が温まるっていうおまけ付き。一石二鳥だね。
最適な温度帯で乗ろう!比較表でチェック
ここで、「寒さと運動強度」の目安を表にまとめてみた。これはあくまで一般基準。あなたの住んでる地域や馬のコンディションで調整してね。たとえば、南国育ちで短毛の馬は、10度でも寒く感じるかもしれない。一方、北海道の道産子馬ならマイナス10度でも元気いっぱい。
| 気温(摂氏/華氏) | 推奨運動レベル | 注意点 |
|---|---|---|
| 0度以上(32°F以上) | 通常のウォームアップと強度 | 普通に乗れる。ただし風が強いときは屋内を。 |
| -7〜0度(20〜32°F) | ウォームアップ延長(15〜20分) | 軽めの速歩まで。強度は馬の状態に合わせる。 |
| -15〜-7度(0〜20°F) | ウォームアップ延長、歩様と軽い速歩のみ | 高度に慣れた馬以外は、20分以上の運動は避ける。 |
| -15度以下(0°F以下) | 乗らない | 屋内でも呼吸器に負担。完全休養日。 |
覚えておいてほしいのは、この表は「目安」ってこと。実際の経験則として、私は気温が-7度を下回ったら、必ず馬の様子を10分おきにチェックする。馬が耳を後ろに倒したり、震え始めたら即中止。人間の「ちょっと寒いな」は馬にとっては大丈夫なことが多いけど、馬が明らかに嫌がる素振りを見せたら、それがサイン。あと、気温が0度でも、湿度が80%超えの曇りの日は、体感温度が-5度になることもある。そういう日は、表の一つ下のレベルの運動を選ぶのが無難。
冬の乗馬前後のルーティン
乗る前の準備:馬の体を温める
「冬はまず馬を20分くらいダラッと歩かせる」——これ、私が絶対に守っているルール。馬って寒いと筋肉が固くなる。だから最初にハミ(馬の口に入れる金属製のビット)も、持ってる手で温めてから装着する。冷たい金属が口に入るのって、人間でいうとアイスキャンディーを一気に噛むみたいな不快感だと思う。これをやるだけで、馬の口の拒否反応が減るんだ。
具体的な準備の流れを教えるね。まず、乗る前に10〜15分、引き運動(手で引いて歩く)をしながら、背中の筋肉や後躯をほぐす。次に、ランジング(長いロープで円を描かせる)を5分くらい。これで馬が溜め込んだ元気を発散できる。ただし、ランジの時間が長すぎると疲れちゃうから、5分以内に抑える。その後、乗ってから10〜20分かけて、ゆっくり歩様と伸縮運動を組み合わせる。脚を左右に曲げる「レッグイールディング」や、バック(後退)を入れると、筋肉がスムーズに温まる。最近の研究(Journal of Equine Veterinary Science, 2020)でも、十分なウォームアップは気道の炎症リスクを約30〜40%低減すると示唆されている。馬のためにも、あなたのためにも、この一手間は絶対に必要だよ。
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「ああ、今日は運動量少なかったから、クールダウンはいいや」——これは絶対にダメ。冬のクールダウンを怠ると、馬が風邪を引くだけでなく、皮膚病のリスクも上がる。特に汗をかいた場合、馬の体温が急激に下がると、免疫力が一気に落ちる。実際、私の友達のある豆知識として、汗で濡れた馬をブランケットで包むと、かえって湿気がこもって肌トラブルを起こすって話を聞いてから、私は必ずタオルで拭くようにしてる。
具体的な手順を紹介。運動が終わったら、まずは10〜15分、鞍を付けたままゆっくり歩く。この「ウォーキングクールダウン」で心拍数を落ち着かせる。次に、降りてから手で歩かせながら、汗の多い部分(首や胸、お尻)をタオルで拭く。一度拭いたら、さらに5分歩いてからもう一度拭く。これを2〜3回繰り返すと、毛の表面が乾いてくる。その上で「クーラー」と呼ばれる吸湿性の高いメッシュの布をかけて、数分おきに交換する。完全に乾くまで、クーラーの交換を続ける。もし馬房に入れた直後に毛が湿ってたら、暖房の効いた場所で30分ほど乾かしてから通常のブランケットをかける。このプロセスを徹底するだけで、冬の馬の健康状態が全然違う。私はこれを「冬の三種の神器(タオル、クーラー、忍耐)」って呼んでる(笑)。
寒さと馬の健康:呼吸器と筋肉への影響
冷たい空気を吸うと馬の肺はどうなる?
「人間が寒い中で走ると息がしづらいよね?馬も同じなんだ」——そう、馬の呼吸器は特に冷気に敏感。通常、馬は鼻から吸った空気を鼻腔で温めて肺に送る。でも、気温が-7度(華氏20度)以下になると、この加温能力が限界を超える。すると、気管支が収縮して、酸素の取り込み効率が落ちる。これが毎日続くと、馬のパフォーマンスが明らかに落ちるんだ。
驚くべきデータを紹介するね。カナダのゲルフ大学の研究(2005年)では、気温約-10度で時速8キロの速歩を30分続けた馬のうち、約半数に気道の炎症マーカーが確認されたんだ。これは人間でいうと、軽い喘息発作のような状態。特に寒い地域に住んでいる人ほど、このリスクを軽視しがち。「うちの馬は慣れてるから大丈夫」という思い込みが、思わぬケガや病気を招く。だから私は、気温が-10度を下回ったら、たとえ馬が元気でも、強度の高い運動は絶対にさせない。代わりに、室内でストレッチやバランス練習だけにする。馬のためには退屈かもしれないけど、長い目で見ればこれが健康を守る道だよ。
筋肉が固くなる冬のリスクと対策
「冬の馬は朝イチが一番固い」——これは経験者の合言葉。気温が低いと、馬の筋肉が自然に収縮して、関節の可動域が狭くなる。特に高齢馬や運動不足の馬は、朝の第一歩で脚を引きずるような歩き方をすることもある。無理に乗ると、腱炎や筋肉断裂のリスクが上がるから注意が必要だ。
具体的な対策として、私は冬は乗る前に必ず「徒歩で15分以上のウォームアップ」を義務付けている。具体的には、手綱を短めに持って、馬の脚を交互に前に出す「ハーフステップ」や、後ろ脚を深く踏み込ませる「ショルダーイン」を5分くらい入れる。これで血行が良くなり、筋肉がほぐれる。あるトレーナーは「冬の馬は人間でいうところの60歳以上と同じ扱いをしろ」と言ってたけど、本当にその通り。あと、乗る前日に馬房で軽くマッサージするのも効果的。特に首から背中にかけてゆっくり撫でるだけで、馬がリラックスして柔らかくなる。面倒だけど、これを習慣にすると冬場のケガが格段に減るよ。
寒さとメンタル:馬の気分とやる気
Photos provided by pixabay
馬装備のポイント:蹄と冷え対策
「朝イチで馬房に入ったら、馬が跳ね回ってて危なかった!」——あるあるだよね。実は、寒さは馬を活発にするスイッチでもある。気温が下がると、馬は体温を上げるために自然と動きたくなる。特に雪が降った直後は、子供みたいに雪の上で走り回る馬もいる。これは純粋に遊び心と、ストレス発散の意味があるんだ。
でも、これには注意が必要。寒さで元気になった馬が、あなたの体重を乗せた状態で突然急加速したら、バランスを崩して転倒するリスクがある。特に、氷の上や凍った轍(わだち)の上では致命的だ。だから私は、冬の馬のテンションが上がったら、まず馬場で5分だけ自由に走らせてあげる。そうすると、後は大人しく乗ってくれることが多い。「馬が元気なのはいいことだけど、安全に発散させてあげるのがライダーの役目」って、私は心に刻んでいる。あなたもぜひ、馬のテンションを読んで、乗る前にクールダウンさせる時間を作ってみて。
本当に寒すぎると馬はやる気をなくす?
「寒すぎると馬は逆に動かなくなる」——これも事実。気温が-15度(華氏5度)を下回ると、馬は体温維持にエネルギーを集中させる。すると、筋肉が震え始めて、本来の運動能力が発揮できない。そんな日は、馬が明らかに「今日はやめてくれ」と言いたげな目をするんだ。そういう時は、無理に乗るのは逆効果。飼い主として、馬の気持ちを尊重するのも大切なスキルだよ。
別の話をすると、近年の行動学の研究(Equine Behaviour, 2019)では、気温が約-20度(華氏-4度)以下になると、馬が自発的に動く量が約40〜60%減少するというデータがある。つまり、寒すぎると運動に対するモチベーションが低下する。そんな時に強制的に乗ると、馬が学習性無力感(learned helplessness)という状態に陥る可能性もある。だから私は寒い日は「今日は休養の日」と割り切る。代わりに、馬房でブラッシングしたり、おやつで絆を深めたりする。これが馬との信頼関係を築く近道だと、長年の経験で学んだよ。
ライダー自身の寒さ対策を忘れずに
あなたを寒さから守る装備の選び方
「馬が寒くないからって、自分が薄着で乗るのは良いこと?」——答えはもちろんNO。ライダーが寒さで震えると、手綱が不安定になって馬にストレスがかかる。しかも、自分の体温が下がると判断力が鈍る。だから、私は「三層構造」の服装を推奨している。まずベースレイヤーに速乾性の素材(ウールやポリエステル)、中間にフリースやダウンのベスト、外側に防風・防水のゴアテックスジャケット。お腹と腰を冷やすと身体全体が冷えるから、私は「携帯カイロ」をお腹に貼ることが多い。
足元は特に大事。通常の長靴でもいいけど、凍った地面で滑りやすい。だから、私は「アイススパイク付きの乗馬シューズ」を愛用している。価格は2万〜5万円くらいするけど、一回滑って転んだ時のリスクを考えたら安いもの。特に冬は手の感覚が鈍りやすいから、手袋は必須。スマホが使えるタイプを選べば、もしもの時にも便利だよ。
寒い日に乗る時のメンタルとタイミング
「寒いから今日はやめとこうかな…」——そんな日もあるよね。でも、冬こそ乗ることで、馬との絆が深まるチャンスでもある。例えば、雪の日にトレイル(野外騎乗)に行くと、普段見られない馬の反応を見られる。雪の上を歩く音に驚いたり、雪を食べてみたり。そういう新しい発見が馬への理解を深めてくれる。
私の冬のルーティンは、風が強くない日の午前中を狙って乗ること。午前中の方が馬がまだ元気で、気温も上がり始めているから。もしどうしても気が乗らない日は、「30分だけ馬場で乗る」と短く設定する。そうすると、思ったより早く終わって「もっと乗っても良かった」と思えることも多い。逆に、無理して2時間乗ると、寒さで疲れて事故の原因になる。自分の体調と相談しながら、「馬と会話する時間」として楽しむのが一番。馬もあなたの気持ちを読むから、リラックスした気持ちで乗ると、馬もリラックスする。私はよく「雪の上での軽速歩は、まるでベッドの上で跳ねてるみたいに気持ちいい」と冗談を言って、自分を盛り上げてる。あなたも、自分なりの冬のモチベーションの見つけてみて。
冬こそ馬との絆を深める季節
ホースマンシップを活かす冬のトレーニング
「冬はトレーニングの質を上げるチャンス」って知ってた?寒い時期は、馬も人も無理がきかない。だからこそ、精密な指示が必要になる。たとえば、速歩から常歩への移行を完璧にする練習。普通の季節だと「まあいいか」で済ませるけど、寒い時は馬が動きたがらないから、細かい補助(レッグエイド)が求められる。実は、寒い時のトレーニングで身についた細かい技術が、春になって馬が本調子になった時に大きな効果を発揮するんだ。
具体的なメニューとして、私は「丸馬場(ラウンドペン)でハーフパス(斜め移動)」と「方向転換の連続」をよくやる。これらの動きは、馬が体重を後ろ脚に乗せるのに役立つ。また、馬の頭を低く保つ「ストレッチング」の練習は、背中の筋肉を柔らかく保つのに最適。冬の厳しさを乗り越えた馬ほど、春のパフォーマンスが劇的に向上する。この事実を信じて、あなたも冬のトレーニングを楽しんでみてほしい。
馬房管理と栄養で冬を乗り切る
「乗る時間が短いから、馬房でのケアを手抜きしちゃう」——これは危険。冬こそ、馬への総合的なケアが重要。特に、寒さで代謝が上がるから、エネルギー摂取量を約10〜20%増やす必要がある。例えば、乾草の量を増やすか、高エネルギーの飼料(オーツ麦やビートパルプ)を足す。ウェットなフード(湯通しした飼料)を与えると、水分補給にもなる。実際、冬の馬において「脱水」は意外に多い問題で、飲水量が夏の半分以下になることも。だから私は、常温水より少し温かい水(10〜15度)を用意して、飲む量をチェックしてる。
馬房の環境も重要。断熱性の高い藁敷きや、定期的な換気でアンモニア濃度を下げる。私の友人は「冬の馬房には乾燥した藁をたっぷり敷いて、ベッドみたいに柔らかくする」と話してた。これで馬がリラックスして寝られるんだ。そして、一日一回は最低でも30分、馬を外に出して日光を浴びさせる。「寒いからこそ、馬との生活を大切にする」というのが、私が冬に馬を飼う上でのモットー。あなたも、冬を単なる「我慢の季節」にせず、「馬を深く知る絶好のチャンス」に変えてみては?馬との信頼関係が、一段と厚くなること間違いなしだよ。
E.g. :馬が暑さにどれだけ強いかを示す役立つ図です。 : r/Equestrian
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FAQs
Q: 冬の乗馬、馬が寒がるサインはどんなもの?
A: 馬が寒がっているサインは意外とわかりやすいんです。まず、**耳を後ろに倒したり、震え始めたら即中止**のサイン。また、尻尾をぎゅっと股の間に挟んだり、背中を丸めて歩くのも寒さの表れです。私は、馬が「やめてくれ」と言いたげな目をしている時は、無理に乗らずに休養日にするルールにしてます。特に気温が-7度を下回ったら、10分おきに馬の様子をチェックするのがおすすめ。私の経験では、人間が「ちょっと寒いな」と感じるレベルでは馬は平気なことが多いけど、馬が明らかに嫌がる素振りを見せたら、それが限界の合図。ちなみに、風が強い日や湿気が多い日は、同じ気温でも体感温度が違うので、馬の反応を第一に考えることが大事です。馬との信頼関係を守るためにも、無理をしないでくださいね。
Q: どのくらいの気温までなら乗馬しても大丈夫?
A: 目安としては、**気温が0度以上なら通常の運動が可能**です。ただし、ここで大事なのは気温だけじゃないということ。風速や湿度、馬のコンディションも考慮が必要です。私の冬のルールでは、気温が-7度から0度の間は、ウォームアップを15〜20分に延ばして、軽い速歩までに抑えています。-15度から-7度の間は、歩様と軽い速歩のみで、20分以上の運動は避ける。-15度以下なら、屋内でも乗らない。この表をスマホに保存して、冬の朝はまず気温を確認してから馬場に向かう習慣をつけました。特に南国育ちで短毛の馬や高齢馬は、この基準より一つ厳しめに設定しています。例えば、北海道の道産子馬なら-10度でも元気に跳ねるけど、暖かい地域から来た馬は10度でも寒がることがある。あなたの馬の毛の状態や体力をよく観察して、個別に調整してあげてくださいね。
Q: 冬の乗馬前のウォームアップで絶対にやるべきことは?
A: 私が冬に絶対に守っているのは、**「まず20分の引き運動」**。鞍を付ける前に、手綱を短めに持って馬の脚を交互に前に出す「ハーフステップ」や、後ろ脚を深く踏み込ませる「ショルダーイン」を5分ほど取り入れます。これで血行が良くなり、固まった筋肉がほぐれる効果が実感できます。ハミ(ビット)も必ず手で温めてから装着。冷たい金属が口に入る不快感で、馬が拒否反応を示すのを防げます。次に、ランジングを5分以内で行い、馬の元気を発散させる。ただし、やりすぎは逆効果なので時間厳守です。その後、乗ってからも10〜20分かけて、ゆっくり歩様と伸縮運動を組み合わせます。具体的には、レッグイールディング(脚を横に動かす運動)とバック(後退)を組み合わせると、全身の筋肉がスムーズに温まります。研究データでも、十分なウォームアップは気道の炎症リスクを約30〜40%低減すると示唆されています。この一手間が冬のケガ防止の鍵ですよ。
Q: 乗馬後、馬のクールダウンはどうすればいい?
A: 「今日は軽い運動だったからクールダウンはいいや」——これ、**絶対にやってはいけないことの代表例**です。冬のクールダウンを怠ると、馬の免疫力が急激に下がり、風邪や皮膚病のリスクが上がります。私の手順はこう。まず運動が終わったら、鞍を付けたまま10〜15分ゆっくり歩かせて心拍数を落ち着かせます。次に、降りてから手で歩かせながら、汗の出やすい首や胸、お尻をタオルでしっかり拭く。一度拭いたら5分歩いてからもう一度拭く、これを2〜3回繰り返すと毛の表面が乾いてきます。それから「クーラー」と呼ばれる吸湿性の高いメッシュの布をかけて、数分おきに交換。完全に乾くまでこのプロセスを続けます。もし馬房に入れた直後に毛が湿ってたら、暖房の効いた場所で30分ほど乾かしてから通常のブランケットをかけてください。この「タオル→クーラー→忍耐」のルーティンで、冬の馬の健康を守っています。私の経験では、これを徹底するだけで冬の皮膚病が半減しましたよ。
Q: 冬に馬が急に元気になるのはなぜ?どう対応すればいい?
A: 冬の朝、馬が跳ね回っていて「危ない!」と感じた経験、ありますよね?**実は、寒さは馬の活動スイッチを入れるトリガー**なんです。気温が下がると、馬は体温を上げるために自然と動きたくなる。特に雪が降った直後は、子供みたいに雪の上を走り回って楽しそう。これは純粋な遊び心とストレス発散ですが、注意も必要です。寒さで興奮した馬があなたの体重を乗せたまま急加速すると、氷の上で転倒するリスクがあります。私の対応法は、まず馬場で5分だけ自由に走らせてあげること。そうすると、後は大人しく乗ってくれることが多い。「馬が元気なのは良いことだけど、安全に発散させてあげるのがライダーの役目」と私は心に刻んでいます。でも逆に、気温が-15度を下回ると馬は逆にやる気をなくすことも。そんな日は、無理に乗らずに馬房でブラッシングしたりおやつをあげる方が、馬との信頼関係が深まります。馬の気持ちを尊重するのも、冬ならではのホースマンシップですよ。
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